発育発達実践学について

あかちゃんは、おなかの中にいる時、いのちがうまれた瞬間から、安心安全なぬくもりに包まれ、本能で自発的に動きながら、発達・成長していきます。
子ども達が自ら育っていく力を信じ、自由に動けるように、温かく見守り続けることは、その子らしく発達・成長していく上で、大切な要素です。
これから保育士、幼稚園教諭、養護教諭、小学校教諭になる学生が、あかちゃん、子ども達のからだ・こころ・認知の発達にはかかせない「動きの発達」について実践的に学び、子どもの発達段階や特性を観る目、そして、一人一人に合わせた遊びで、発達していく関わりを体験していきます。
子ども達は、本来自分で自分を成長させる力があります。
その力を信じて、一人ひとり違う個性や特性を大切に関わっていく保育士、教諭を育てていきます。
幼稚園教諭と子ども

対象者
・教育学部 学生
※発育発達実践学は、大学の講義として行っております。  大学への導入をお考えの場合は是非お問い合わせください。

■ 講座概要

発育発達実践学I、II

姿勢、言葉、コミュニケーション、それぞれの発育発達の基礎を学び、子どもの発達段階や、特性を見る目、可能性を見いだす方法を学び、それに合う発達遊びを一緒に体験していきます。

1、発育発達の基礎知識(動きの発達)

例えば漢字や図形を書けるようになるには何が必要でしょうか?

まず覚えるまでには、
■形の比較・注意力・上下左右前後等の空間認知・記憶が必要でしょう。

そして、書く際には、
■目と手の協応や、力のコントロール等が必要でしょう。

そして、落ち着いて、集中して学習する為には、
■感情や運動(関節や筋肉)のコントロール等の認知機能が必要でしょう。

このように様々な種類の認知機能を使いながら私たちは、学んでいるのです。
体の動かし方がわかり、体で空間がわかり、五感などの感覚器官で識別や関係把握ができることは、発達の大切な過程です。 この大切な過程を、おなかの中から始まった「動きの出発点」の自発運動そして、触覚、原始反射から、学び直しをしていきます。
焦らずゆっくり発達段階に合わせながら…
原始反射とは・・・胎児~うまれたばかりの赤ちゃんは、まだ自分の意思や意図で身体を動かすことができないと言われています。
自分の意思によらない(不随意な)動きの一つで、スキンシップや、光、音等、外からの刺激によって、意識されることなく起こる動きのことです。

2、発達遊び(実践)

自発運動、触覚、原始反射の動きのパターンで、歌って踊り、目、手、足、口、首、背中、骨などの動きを体に確認(再教育)していきましょう。
五感や、筋肉関節を動かし、体の動かし方がつかめていくと、楽に姿勢を保ち、力のコントロールが出来るようになります。それとともに認知機能は発達していくのです。歌を歌いながら自分や周りの声を聞き、自分や周りとつながりながら踊ることで、聴覚、視覚、二覚(固有受容覚、前庭覚)の連携や、脳と心を育てていきます。

■歌とダンスであそぶ(楽しい粗大運動で、からだや脳、こころを育てる)へ
■リズム算数(遊びで概念を学びそれを学習につなげる)へ
■発達遊びアプローチ(触覚、二覚、動きの発達)

この講座を受講するには?

大学・短大教育学部関係の皆様へ
※発育発達実践学は、大学の講義として行っております。
 大学への導入をお考えの場合は是非お問い合わせください。

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